『カーズ/クロスロード』(原題:Cars 3)は、ピクサー・アニメーション・スタジオによるアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・アドベンチャー映画。全米で2017年6月16日、日本で2017年7月15日公開。ブライアン・フィーの初監督作品。短編アニメーション『LOU』が同時上映された。
概要[]
本作は、2006年公開の『カーズ』、2011年公開の『カーズ2』に続くシリーズ3作目であり、ピクサーの長編映画としては『ファインディング・ドリー』に次ぎ『トイ・ストーリー』から数えて18作目となる。
ベテランレーサーとなったライトニング・マックィーンが新世代ルーキーの登場やクラッシュ事故により「人生の岐路(クロスロード)」に立たされ、これまでの仲間や新たな相棒に支えられながら運命の決断を迫られる物語で、前2作とは打って変わり大人向けの内容となっている。
なお、本作の原題は『Cars Crosroud』とナンバリングされており、これに合わせる形で、本作の関連商品(ゲーム・トミカ等)は『カーズ3』の名称で取り扱われることが多数ある。
キャッチコピー[]
- 「この挫折は終わりか、始まりか?」
- 「夢の続きか、新たな人生か?」
- 「ディズニー/ピクサー史上最大の衝撃」
- 「最強のライバル、登場!はたして“マックィーン”は勝てるのか?」
あらすじ[]
「ピストン・カップ」で7回の優勝歴を誇る人気ベテランレーサーとなったライトニング・マックィーン。しかし2016年シーズンのあるレースにて、最新テクノロジーを駆使した新世代ルーキージャクソン・ストームがマックィーンを追い抜いて逆転優勝し、彼の生意気な態度を忌々しく思ったマックィーンはストームをライバル視するようになる。シーズン中のストームの連戦連勝によるマックィーンの連戦連敗、ストームに続く新世代レーサーの登場、旧世代レーサーの引退や解雇など、マックィーンは世代交代に焦り始める。シーズン最終戦、残り40周をきったところでマックィーンは2位につき、ストームを追いかけピットイン、グイドのタイヤ交換の時間を省きトップに着くが、そこをピットアウトしたストームに追い越されてしまう。焦ったマックィーンは、いきなり速度をあげたせいで右後輪のタイヤがバーストしたことで制御不能状態になり、壁に衝突、そのまま激烈で衝撃的なクラッシュを起こしてしまう。
事故から4か月後、修理を終えたマックィーンは馴染みの町「ラジエーター・スプリングス」で、今後のことについて考えていた。自身の師匠であり今は亡き住民ドック・ハドソンがレーサーを引退する一因となったクラッシュ事故の映像を見て、ガールフレンドのサリーに気持ちを語り、レーサーとして別の形でレースの仕方を見つけることを決意する。同日に自身のスポンサー「ラスティーズ」がレーサー育成施設「ラスティーズ・レーシング・センター」を新設したことを知らされたマックィーンはルイジ、グイドと共にそこを訪れるが、スターリングという車にラスティーズが売却されたことが判明する。マックィーンは彼の任命で、そこで働くクルーズ・ラミレスをトレーナーにつけた「再生プロジェクト」なる特訓を開始することとなる。しかし、マックィーンは特訓でシミュレーターを壊してしまい、その様子を見ていたスターリングは彼の成果が上がらないことに難色を示し、マックィーンにレーサー引退を忠告してブランド商品の販売を提案する。2017年シーズン初戦「フロリダ500」で優勝出来ればレーサー引退を撤回・引退するときは自分が決めることを条件にマックィーンはそれを了承し、クルーズ、ルイジ、グイドと共にフロリダ500まで特訓をしながらの旅に出る。
マックィーンはかつてレースが行われていた施設近くの砂浜「ファイヤー・ボール・ビーチ」で特訓を開始するが、砂地を走ったことのないクルーズが足を引っ張ってしまう。そこでは砂地の走り方をクルーズに教えることに終始し、自身の練習にならなかった。移動中、レース場「サンダーホロウ・スピードウェイ」の看板を見つけたマックィーンは特訓のため、マスコミから逃れるために素性を隠してそこを訪れるが、マックィーンとクルーズは行われていたデモリション・ダービー「クレイジー8」に強制参加させられる。出場車達の容赦ない攻撃に恐れていた2人だが、偶然にもクルーズが優勝してしまう。しかし、彼女が給水タンクローリーを勢いよくすり抜け、その影響でタンクローリーは体制を崩して転倒。中の水が漏れ出してしまい、その水がマックィーンに直撃し、彼の正体を隠していた泥が吹き飛び、正体が会場内で丸見えになり、マックィーンの存在がマスコミにバレてしまった。移動中、マックィーンは焦燥感から「君はレーサーじゃなくトレーナーだから自分の気持ちが分からない」と、思わずクルーズに怒りをぶつける。するとクルーズは、自身の過去をマックィーンに打ち明ける。幼少期にテレビで見たマックィーンに憧れレーサーを夢見ていたが、レース場に自分は場違いだと考え、その夢を断念したのだと。クルーズはマックィーンのトレーナーを辞め一人でラスティーズ・レーシング・センターに戻り、マックィーンはフロリダ500で自分が優勝する確率は1.2%だという報道を見て落ち込み、親友のメーターとテレビ電話を通して会話する。メーターの提案で、ドックのかつての師匠スモーキーに会うこととなり、マックィーンは彼が住むという「トーマスビル・スピードウェイ」にクルーズを呼び戻して共に向かう。
クルーズ達と共にトーマスビル・スピードウェイに到着したマックィーンは、そこでスモーキーら1950年代に活躍したピストン・カップのレジェンド達と出会い、彼らの話によりドックの過去と彼の真相を知る。――1950年代、レーサーとして活躍していたが、1954年シーズンのあるレースでクラッシュ事故を起こし世間から見捨てられたドックは、止むを得ずレーサーを引退した後、トーマスビル・スピードウェイからラジエーター・スプリングスに移住する。その50年後、ドックはスモーキーに手紙を送るようになった――。その手紙をスモーキーに見せてもらい、マックィーンは、ドックの1番の幸せはレーサーとして活躍することではなく、弟子である自分の成長を見守ることだということを知る。そしてスモーキー達は、マックィーンにレースはスピードが全てではないことを教え、彼とスパーリングパートナーとしてクルーズも一緒に、トラクターの群れの中から抜け出す特訓や、暗闇をヘッドライトなしで走る特訓など、テクニック重視の様々な技を伝授しながら、フロリダ500に向けて特訓を始める。
フロリダ500開催当日、スモーキー達に教わった新たな技を熟達したマックィーンは、レース会場である「フロリダ・インターナショナル・スピードウェイ」に到着する。クルーズやスモーキー達、ラジエーター・スプリングスの住民達の応援を受けながらレースに励むマックィーンだが、レース中にスターリングの命令でクルーズがラスティーズ・レーシング・センターに戻るよう指示される。そんな彼女を見たマックィーンは、これまでの特訓でレーサーではなくトレーナーとして扱われてきたクルーズを思い出し、気の毒に感じ、第2ターンでの接触事故によりレースが一時中断している時間を利用して、自分の代わりに彼女をレースに出場させる。初めは躊躇していたクルーズも、自分の夢を後押ししてくれるマックィーンに感謝しながらレースに出場し、彼の的確なアドバイスのおかげでストームに続く2位までに漕ぎ着く。最終ラップではクルーズがストームに壁に押し付けられて妨害されてしまうが、かつてドックも使っていた宙返りの技を使ってかわし、ストームを追い抜いてゴールを通過する。
マックィーンとクルーズは、フロリダ500で見事優勝を果たした。クルーズはスターリングとの契約を解除、大石油会社「ダイナコ」とスポンサー契約し、レーサーとして活躍していくことを決意する。マックィーンはレーサーを続けながら、彼女のクルーチーフ兼トレーナーとして活躍していく新たな道を切り開くことを決意。その車体は、ドックと同じ青色に塗り替えられていた。
エンドロール後、マックィーンからの電話に驚いたメーターが電話機を壊してしまうところで映画は幕を閉じる。
登場キャラクター[]
主要キャラクター[]
- 95/15.ライトニング・マックィーン(ラスティーズ)
- 本作の主人公で、ピストン・カップの人気ベテランレーサー。車体の色は赤。一人称は「僕」。
- ピストン・カップで7回の優勝歴を誇るが、新世代の波に乗れず、レース中のクラッシュ事故で初めて挫折を経験。レーサーとして復帰するため、トレーナーのクルーズと共に特訓をしながら旅に出る。クルーズやスモーキーとの特訓を経て、レーサーを続けるべきか、別の道を切り開くか運命の決断を迫られる。
- 自身と同じベテラン各のキャル、ボビーとは友人。サンダーホロウ・スピードウェイのレースでは泥を被って素顔を隠し「チェスター・ウィップルフィルター」の偽名で参加した。クルーズに自分のタイヤに名前をつけることを提案された際には、レフティー(左前輪)、ライティー(右前輪)、バッキー(右後輪)、バッキーJr.(左後輪)と名付けた。
- なお、決め言葉である「カチャウ」は前2作では何度も発していたが本作では1度も発していない。
- 95→51/20.クルーズ・ラミレス(ラスティーズ→ダイナコ)
- 本作のもう一人の主人公。ラスティーズ・レーシング・センターで働くヒスパニック系の若手女性トレーナーで、マックィーンの再生プロジェクトをサポートする彼の新たな相棒。車体は2ドアクーペで色は黄色。一人称は「私」。
- これまではルーキーレーサーのトレーナーとして活躍してきたが、ベテランレーサーであるマックィーンのトレーナーとして、やる気を引き出す達人、テクノロジー知識が豊富であることを活用し彼を鍛え上げる。音声コマンドアシスタント「ハミルトン」を搭載している。また、マリア(左後輪)、ファニータ(左前輪)、ロナルド(右後輪)、デビー・リチャードソン(右前輪)と、自身のタイヤに自ら名前をつけている。明るく前向きな性格だが、実は自分に自信が持てないという悩みを抱えている。
- 幼少期にテレビでマックィーンのレースを見たことがきっかけで彼の大ファンになり、レーサーになることを目指していたが、周りとの空気が違うことを感じ、断念した経歴がある。
- サンダーホロウ・スピードウェイのレースでは「フランシス・ベルトライン」の偽名で参加。
- 2.0.ジャクソン・ストーム (IGNTR)
- 本作のディズニー・ヴィランズ。
- ピストン・カップの新世代ルーキーの一台。車体の色は黒/青。これまでのピストン・カップのレーサーの概念を覆す、空力重視の低く角張った車体が特徴。一人称は「俺」。スポンサーは「IGNTR (イグナイター)・リキッド・アドレナリン」。
- 自信家で、実力を鼻にかけたその姿はルーキー時代のマックィーンに似ているが、それに加えて自分が不利に陥ると勝つ為に手段を選ばないといった、現役時代のチック・ヒックスのような卑劣な一面も秘めている。最新設備によるバーチャル空間でのシミュレーション訓練を重ね、最も効率的な走行ラインを維持することができる。新技術がレース界に革新をもたらすと信じ、マックィーンを始めとした旧世代のレーサーたちを見下す。マックィーンに対しては一応は憧れている素振りも見せるが、先輩レーサーとしての敬意を持たず、挑戦的な態度をとる。
- フロリダ500での開幕戦ではマックイーンの代走で参加したクルーズが3位に上がった際にわざわざ減速して挑発し、心を砕こうとしたがマックイーンに本心を見破られて失敗。2位に上がったクルーズに逆にからかわれ、クルーズを壁にぶつけようとしたが宙返りで交わされ、優勝を逃す。
- 作中では言及されていないが、加速音からハイブリッドカーであると思われる。
ピストン・カップに登場するキャラクター[]
旧世代レーサー[]
2016年度シーズン中盤から新世代レーサーの出現により、引退や解雇に追い込まれてしまう。
- 42.キャル・ウェザーズ(ダイナコ石油)
- 2005年度シーズンで引退したキングことストリップ・ウェザーズと、彼の妻リンダ・ウェザーズの甥。車体の色は水色/青。ベテラン格の一台でマックィーン、ボビーとは友人。マックイーンには「ウィンカーが点いてるぞ」や、ピットでは「洗車してるのか?」とからかわれてる。
- 序盤で新世代レーサーの台頭により、自身の限界からシーズン途中でレーサーを引退。
- 声優を務めるはキングの声を務めたリチャード・ペティの息子にして、NASCARカップシリーズの元レーサー。
- 19.ボビー・スウィフト(オクタン・ゲイン)
- 車体の色は青紫/黄色。マックィーン、キャルとは友人。時期は不明だが、序盤から2016年シーズン最終戦での間に解雇されたと思われる。
- 24.ブリック・ヤードレィ(バイトリーン)
- 車体の色は緑/白。マックイーン、キャル、ボビーとは友人。2016年シーズン最終戦直前でスポンサーから解雇を受ける。
- 00.ジミー・ケーブルズ(インターセクション)
- 車体の色は赤/赤紫/白。新世代のレーサーがいる中、データシフト400では3位という成績だった。
- 4.ジャック・デポスト(トウ・キャップ)
- 車体の色は紺/白。
- 5.レーン・ロック(サイナーG)
- 車体の色は青/黄色/緑。ムードスプリングス・スパッタ・ストップ350では新世代レーサーのエド・トランカンの後ろでフィニッシュした。
- 6.マークス・クランクズラー(トランスベリー・ジュース)
- 車体の色は紺色/青/水色/黄色。BnL・レースウェイのレースでは、ストームにあっさり抜かれる。
- 11.チップ・ギアリングス(コンバスター)
- 車体の色は青/緑/白。
- 15.カール・クラッチェン(イージー・アイドル)
- 車体の色は水色/白。コッパー・キャニオン・スピードウェイのダイナコ400を最後に、クビになった6台中1台。
- 21.スピーディー・コメット(ブリンカー)
- 車体の色はオレンジ/水色。コッパー・キャニオン・スピードウェイのダイナコ400を最後に、クビになった6台中1台。ダイナコ ライト350では、1位にいたもののマックィーン、キャル、ボビーたちに抜かれる。(このシーンはフィニッシュラインから近いが、スピーディー・コメットは11位という結果になる。)
- 28.フィル・タンクソン(ニトロエイド)
- 車体の色は茶/赤/オレンジ。コッパー・キャニオン・スピードウェイのダイナコ400を最後に、クビになった6台中1台。
- 31.テリー・カーガス(トリプルデント)
- 車体の色は水色/青。スポンサーのトリプルデントは『インサイド・ヘッド』に登場するガムの名前である。
- 33.ダッド・スロットルマン(ムード・スプリングス)
- 車体の色は青/水色/黒/白。コッパー・キャニオン・スピードウェイのダイナコ400を最後に、クビになった6台中1台。
- 34.ダークソン・ダーゴスティーノ(トランク・フレッシュ)
- 車体の色は黄緑/黒。1作目からの再登場でボディが一新されている。会社員から転身したレーサー。
- 36.レブ・ミーカー(タンク・コート)
- 車体の色はピンク。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。
- 39.バック・ベアリングリー(ビュージーン)
- 車体の色は藍色。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。
- 48.T.G.キャッスルナット(リボルティング)
- 車体の色は赤/黒/白。コッパー・キャニオン・スピードウェイのダイナコ400を最後に、クビになった6台中1台。
- 52.ブライアン・スパーク(リークレス)
- 車体の色は黄色/黒/白。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。
- 54.トミー・ハイバンクス(フォークス・ウィール・ドライブ)
- 車体の色は緑/水色/黄で、自然の風景とタイヤのデザインが特徴。
- 64.ブルース・ミラー(RPM)
- 車体の色は黄色/青/オレンジ/白。
- 67.ボビー・ロードテスター(カーボン・サイバー)
- 車体の色は黄緑/水色。名前が19番(スウィフト)と被っている。
- 68.パーカー・ブレーキストン(N2O・コーラ)
- 車体の色は紫/黄緑。コッパー・キャニオン・スピードウェイのダイナコ400を最後にクビになった6台中1台。
- 70.フロイド・マルビヒル(ガスピリン)
- 車体の色は青/黄。1作目からの再登場でボディが一新されている。ファンから''けむたいフロイド''と呼ばれている。
- 73.ウェイン・ダッシャー(レブンゴー)
- 車体の色は水色/青/オレンジ。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。
- 76.リブ・ローダゲス(ビニール・トゥーペ)
- 車体の色は白/紫/茶色。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。
- 80.レックス・レヴラー(ガスキッツ)
- 車体の色は青/赤/黄色。
- 82.ダレン・レッドフッド(シャイニー・ワックス)
- 車体の色は黄緑/緑。1作目からの再登場でボディが一新されている。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。
- 84.トニー・ストリートウェイ(アップル)
- 車体の色は白。
- 90.ポンチー・ワイプアウト(バンパー・セーブ)
- 車体の色は水色/赤/白。1作目からの再登場でボディが一新されている。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。
- 92.マーレー・クラッチバーン(スパッタ・ストップ)
- 車体の色は緑/オレンジ/白。1作目からの再登場でボディが一新されている。(カーズ クロスロードの中でもデザインが変わっており、顔の色が緑からオレンジになっている。)1984年アマチュア・レースのリレーチームで金メダルをとった。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。
- 93.アーニー・ギアソン(スペア・ミント)
- 車体の色は青/緑。1作目からの再登場でボディが一新されている。
- 117.ラルフ・カーロウ(リル・トルキー・ピストンズ)
- 車体の色は青/水色/白/赤。1作目からの再登場でボディが一新されている。俳優ジョードン・カーロウの弟。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。
- 121.ダイノ・ドラフトスキー(クラッチ・エイド)
- 車体の色は青/白。2016年度シーズン最終戦のロサンゼルス500を最後に引退する。データシフト400では、新世代のレーサーがいる中4位という成績だった。
- 123.トッド・マーカス(ノー・ストール)
- 車体の色は赤/青/水色/白。1作目からの再登場でボディが一新されている。アラバマ州ディーゼルトン出身。銀行カード、インターネットの会員番号、家のデジタルキー、金庫も番号は123にしている。
新世代レーサー[]
- 6.バッバ・ホイールハウス(トランスベリー・ジュース)
- マークス・クランクズラーの後任。車体の色は紫/紺/黄色。クルーズに「ウィンカーついてるぞ」とからかった。
- モデルは2017年のNASCARカップシリーズのレーサー(エリック・アルミローラの代役で4戦、フル参戦は2018年から)で、声を担当する本人。
- 19.ダニー・シュワヴェッツ(オクタン・ゲイン)
- ボビー・スウィフトの後任。車体の色は青紫/黄。マックィーンにボビー・スウィフトと間違えられる。
- モデルは2017年のNASCARカップシリーズのレーサーで、声を担当する本人。
- 21.ライアン・"インサイド"・レニー(ブリンカー)
- スピーディー・コメットの後任。車体の色はオレンジ/水色。
- モデルは2017年のNASCARカップシリーズのレーサーで、声を担当するライアン・ブレイニー本人。
- 24.チェイス・レースロット(バイトリーン)
- ブリック・ヤードレィの後任。車体の色は黄緑/白。
- モデルは2017年のNASCARカップシリーズのレーサーで、声を担当するチェイス・エリオット本人。
- 00.フリップ・ドーヴァー(インターセクション)
- ジミー・ケーブルズの後任。車体の色は濃いピンク/白。エンド・ロールの写真集で、クルーズのタイヤをふくらまし、ダニーと共に後ろで笑っていた。
- 4.J.D.マックピラー(トウ・キャップ)
- ジャック・デポストの後任。車体の色は青/水色/黄緑/黒。マックィーンがクルーズに言った「前の車を見ろ」の「前の車」にあたるレーサー。
- 5.エリック・ブレーカー(サイナーG)
- レーン・ロックの後任。車体の色は緑/黄/紺。
- 11.クリス・ローミン(コンバスター)
- チップ・ギアリングスの後任。車体の色は緑/白。
- 15.ハーヴィー・ロッドカップ(イージー・アイドル)
- カール・クラッチェンの後任。車体の色は黒/青/白。レースの途中、舌を出していたため、クルーズの空想シーンで舌を出したトラクターになる。
- 28.ティム・トレッドレス(ニトロエイド)
- フィル・タンクソンの後任。車体の色は焦げ茶/茶色。
- 31.カム・スピナー(トリプルデント)
- テリー・カーガスの後任。車体の色は青/水色/白。フロリダ500で、第2コーナーでスピンし、そのまま大クラッシュを起こした。
- 33.エド・トランカン(ムード・スプリングス)
- ダッド・スロットルマンの後任。車体の色は青/黒/白。
- 34.スティーブ・"スリック"・ラページ(トランク・フレッシュ)
- ダークソン・ダーゴスティーノの後任。車体の色は黒/緑/黄緑。フロリダ500で、カム・スピナーの起こした大クラッシュに巻き込まれた。
- 36.リッチ・ミクソン(タンク・コート)
- レブ・ミーカーの後任。車体の色は赤紫/ピンク。クルーズの空想シーンで、最初にトラクターになる。
- 39.マイケル・ローター(ビュージーン)
- バック・ベアリングリーの後任。車体の色は水色/青/黄色。
- 48.アーロン・クロッカー(リボルティング)
- T.G.キャッスルナットの後任。車体の色は赤/濃い赤/黒/白。
- 52.ジョージ・ニュー=ウィン(リークレス)
- ブライアン・スパークの後任。車体の色は黄色/黒。フロリダ500で、カム・スピナーの起こした大クラッシュに巻き込まれた。
- 54.ハーブ・カーブラー(フォークス・ ウィール・ドライブ)
- トミー・ハイバンクスの後任。車体の色は濃い緑/黄。
- 64.バリー・ディペダル(RPM)
- ブルース・ミラーの後任。車体の色は青/黒/オレンジ。
- 67.ジム・レヴェリック(カーボン・サイバー)
- ボビー・ロードテスターの後任。車体の色は黄緑/水色。
- 68.H.J.ホリス(N2O・コーラ)
- パーカー・ブレーキストンの後任。車体の色は黄緑/紫。
- 70.リッチー・ガンジット(ガスピリン)
- フロイド・マルビヒルの後任。車体の色は青/紫/黄色。
- 73.M.ファスト・フォング(レブンゴー)
- レブンゴー・レーサーの後任。車体の色は青緑/黄色。
- 76.ウィル・ラッシュ(ビニール・トゥーペ)
- リブ・ローダゲスの後任。車体の色は紫/黒/青/黄色。
- 80.ダン・カルシア(ガスキッツ)
- レックス・レヴラーの後任。車体の色は青/黄色。
- 82.コンラッド・キャンバー(シャイニー・ワックス)
- ダレン・レッドフッドの後任。車体の色は緑/黄色。レースの途中で横にいたニック・シフトにぶつかる。
- 84.J.P.ドライブ(アップル)
- アップル・ストック・カーの後任。車体の色は白。
- 90.ポール・コンレヴ(バンパー・セーブ)
- ポンチー・ワイプアウトの後任。車体の色は白/赤/水色。
- 92.シェルドン・シフター(スパッタ・ストップ)
- マーレー・クラッチバーンの後任。車体の色は茶/緑/白。マックィーンがクルーズに注意した、道路の出っ張りに引っかかる。
- 93.ニック・シフト(スペア・ミント)
- アーニー・ギアソンの後任。車体の色は青/水色。レースの途中で横にいたコンラッド・キャンバーにぶつかる。
- 117.スパイキー・フィラップス(リル・トルキー・ピストンズ)
- ラルフ・カーロウの後任。車体の色は青/水色。男性だが、実は、女性レーサーだった。
- 121.ノア・ゴチェック(クラッチ・エイド)
- ダイノ・ドラフドスキーの後任。 車体の色は黄緑/青。
- 123.ジョナス・カーヴァース(ノー・ストール)
- トッド・マーカスの後任。車体の色は赤茶/茶。クルーズが最初に抜かしたレーサー。
ピット・クルー[]
- キング(ストリップ・ウェザーズ)
- 1作目に登場したピストン・カップの元ベテランレーサー。車体は1979年型プリムス・スーパーバードで色は水色。
- 2005年度シーズン引退後、甥のキャルのクルー・チーフへと転身する。
- レイ・レバーハム
- ジャクソン・ストームのクルー・チーフ。車体はピックアップトラックで色は黒。
- ストームのシミュレーターにマックィーンを入れたのはレイ。
- モデルは元NASCARレーサー、ジェフ・ゴードンのクルー・チーフで現在はレース関連会社のコンサルタントを務める、声を担当する本人。また、本作のアドバイザーを務めている。
- オクタン・ゲインのクルー・チーフ
- ボビー・スウィフトとダニー・シュワゥェッツのクルー・チーフ。色は紫と白→紫とオレンジ。マックィーンのシミュレーターでは、突っ込んだマックィーンから避ける為に、台から飛び降りた。
- クラッチ・エイドのピット・クルー(旧世代)
- ダイノ・ドラフトスキーのピット・クルー。色は青と緑。マックィーンのシミュレーターでは、マックィーンにぶつかられ、「何やってるんだ!」と声を出す。
- スパッタ・ストップのピット・クルー(旧世代)
- マーレー・クラッチバーンのピット・クルー。色は緑とオレンジ。マックィーンのシミュレーターでは、マックィーンがスパッタ・ストップのテントの中に突っ込んだ時に驚いた。
スポンサーとその関係者[]
- スターリング
- 本作のもう一人のディズニー・ヴィランズ。
- 錆取り用クリーム会社ラスティーズの新社長にしてラスティーズ・レーシング・センターの運営者。車体は2ドアクーペで色は銀色。
- 始めはマックィーンの再生プロジェクトに協力していたものの、成果が上がらないことに難色を示し、ビジネス最優先でマックィーンにレーサー引退を勧告し、ブランド商品での展開を提案。新シーズン初戦での結果次第で彼の引退撤回を約束する。
- 終盤、フロリダ500で優勝したクルーズを自分のチームのレーサーに誘うも、マックィーンが彼女にレースの参戦権を譲った時は猛反対していた為か、彼女に見限られて契約を解除され、テックスにラスティーズを買収された。
- ラスティー・ラスティーズ/ダスティー・ラスティーズ
- 1作目から登場するラスティーズの元社長兄弟。車体はラスティーが1963年型ダッジ・ダート、ダスティーが1963年型ダッジ・A100バンで色は2台共緑。
- 高齢化と施設設備のため、会社をスターリングに売却する。
- マック
- マックィーンの移動トレーラーを牽引するトレーラーヘッド。車体は1985年式マック・スーパーライナーで色は赤。
- 本作では、マックィーンが「サンダーホロウ・スピードウェイへ行こう」と言った時、ルイジに「目立つ上、マスコミに気付かれたら寄ってこられる」と忠告された後、「俺は変装の名人なんだ」と言い、パーティグッズ屋「ジョッコ・フロッコ」に変装しサンダーホロウ・スピードウェイへと向かう。
- 尚、後術のトリビアにもある通り、「ジョッコ・フロッコ」は元NASCARドライバーのティム・フロックのペットである猿の名前が元ネタ。
- また、エンド・ロールの写真集によると、クルーズの移動トレーラーを牽引するトレーラーヘッドに転身したと思われる。
- ゲイル・ビューフォート
- ジャクソン・ストームの移動トレーラーを牽引するトレーラーヘッド。車体の色は黒。
- テックス・ダイナコ
- 1作目から登場する。大石油会社ダイナコの社長。車体は1975年型キャデラック・クーペデビルで色は金色。フロントグリルに牛の角が付いている。
- 終盤でクルーズと契約を結び、スターリングからラスティーズを買収する。
- ヴィトラインの社長
- ヴィトラインの社長。色はシルバー。2016年度最終戦直前、ブリックをクビにした。
マスコミ[]
- ボブ・カトラス
- 1作目から登場する。ピストン・カップの実況アナウンサー。車体は2ドアクーペで色は銀色。
- モデルはNBCのスポーツキャスター、ボブ・コスタス。
- ダレル・カートリップ
- ピストン・カップの元チャンピオンで解説者。車体は1970年型シボレー・モンテカルロで色は銀色/赤/黄色。ヘッドライト部分には黄色いプレートが付いている。カーズシリーズ全てで登場する。
- モデルはNASCARカップシリーズの元チャンピオンで解説者、声を担当するダレル・ウォルトリップ。
- ナタリー・サートゥン
- 統計アナリスト。車体はテスラ・モデルSで色は赤紫。
- レース分析専門家として数学的知識でレースの勝敗を予想。数多くのレース番組にゲストとして出演し、多くの視聴者から支持されている。
- チック・ヒックス
- 1作目に登場したピストン・カップのベテランレーサーにしてかつてのマックィーンのライバル。車体のモデルは1987年型ビュイック・GNXで色は緑。
- 本作では既にレーサーを引退しており、「レース・スポーツ・ネットワーク」のコメンテーターに転身。自身がプロデュースするレース情報番組「チックズ・ピックス」の司会も務めている。ナタリー・サートゥンの分析で新世代レーサーを後押しし、マックィーンを貶めようとするなど、その性根の腐った陰険な性格は現役時代となんら変わっていない。
- シャノン・スポークス
- レース・スポーツ・ネットワークのレポーター。車体はボブ・カトラスに似た2ドアクーペで色は茶色。マックィーンとキャルにインタビューする。
- 声を担当するテンプレート:仮リンクはNASCARなどのスポーツ番組で活動するレポーター。
- ビズ
- マックィーンにインタビューした女性のマスコミ。キャル・ウェザーズの引退をマックィーンに知らせる。
- マイク・ジョイライド
- ラジオの司会。声のみの登場。
- 声を担当するテンプレート:仮リンクはNASCARなどのスポーツ番組で活動するアナウンサー。
ファン[]
- マディ・マックギア
- マックィーンのファンの少女。車体はマイクロカーで色は赤。
- ママ・マックギア
- マディの母で、モーター・スピードウェイ・オブ・ザ・サウスとフロリダ・インターナショナル・スピードウェイで彼女の隣にいた灰色の車体。
- アルバート・ヒンキー
- 1作目に登場したマックィーンのファンの大型モーターホーム。色はベージュ/オレンジ/赤。なかまうちでは、「飲み食いならアルに任せろ。」が合言葉。(1作目に出てきた「ラリー」と「R.M」は出てこない)
スタッフ[]
- クリス・レブストップスキー
- ピストン・カップの女性レース旗係。車体はピックアップトラックで色は白。
- パット・トラクソン
- ピストン・カップのペースカー。車体は2作目に登場したロッド・トルク・レッドラインと同個体で色は白。
- ハーブ・カーブラー
- ピストン・カップのレッカー車。色はオレンジ。54番の新世代レーサーと名前が全て被っている。
- タイニー・ラグスワース
- ピストン・カップの消防車。色は赤。マックィーンが事故を起こしたときにかけつけた。
ラジエーター・スプリングスの住民[]
- 51.ドック・ハドソン(ハドソン・ホーネット)
- 町医者と判事の顔を持つ1950年代のピストン・カップの伝説のレーサー。マックィーンの師匠だが、2作目以前に他界している。車体は1951年型ハドソン・ホーネットで色は紺。
- 本作ではマックィーンの回想シーン、1作目で言及された「54年の大事故」の映像、現役時代のレースシーンで登場。前2作では明かされていなかった彼の過去や真相なども本作で明かされている。彼の人生がマックィーンの決断の鍵となる。
- メーター
- マックィーンの親友。車体はレッカー車で色は錆びた茶色。
- サリー・カレラ
- マックィーンのガールフレンド。車体は2002年型ポルシェ・911カレラ(996型)で色は水色。
- ルイジ
- タイヤ店「CASA DELLA TIRES」店主。車体は1960年型フィアット・500で色は黄色。
- マックィーンの旅にグイドと共に同行する。
- グイド
- ルイジの親友。車体はフォークリフトで色は水色。マックィーンのピットクルーとして活躍している。
- マックィーンの旅にルイジと共に同行する。
- シェリフ
- 老保安官。車体は1949年型マーキュリー・ポリス・クルーザーで色は黒。
- ラモーン
- ペイントショップ「ラモーンズ・ボディペイント」店主。車体は1959年型シボレー・インパラで色は冒頭では青、終盤ではピンク。
- フロー
- ラモーンの妻で喫茶店(ガソリンスタンド)「フローズV8カフェ」のオーナー。車体は1950年代ショー・カーで色は緑。
- フィルモア
- オーガニック燃料兼雑貨屋「フィルモアのオーガニック燃料店」を営むヒッピー。車体は1960年型フォルクスワーゲン・バスで色は緑。
- サージ
- 払い下げ軍用品販売店「サージのサープラスハット」を営む退役軍車。車体は1942年型ウィリスMBで色はオリーブグリーン。
- リジー
- 土産屋を営む老車。車体は1923年型T型フォードで色は黒。
- レッド
- 車体は消防車で色は赤。
トーマスヴィル・スピードウェイのキャラクター[]
ピストン・カップのレジェンド[]
ドック・ハドソン(ハドソン・ホーネット)と共に1950年代に活躍したピストン・カップの元レーサー及び関係者たち。ドックのことを「ハド」と呼ぶ。レーサーを引退した現在は、山奥にあるトーマスビル・スピードウェイ付近に住んでいる。
- スモーキー
- ドックの元クルーチーフ兼メカニック。車体はハドソン・ピックアップで色はオレンジ[注 1]。サービスステーション「スモーキーズ・オートモーティブ・サービス」を所有する。
- ドックの過去や彼の心の真実を知っており、トーマスビル・スピードウェイを訪れたマックィーンにそれを伝える。マックィーンの再生プロジェクトに協力し、彼とクルーズに様々な技を伝授しながら特訓する。
- モデルはNASCAR黎明期に深く関わったアメリカの整備士スモーキー・ユニック。
- 94.ルイーズ・ナッシュ
- 女性レーサー。車体はナッシュ・アンバサダーで色はクリーム色。
- 別名「バーンストーマー」。女性で初めてピストン・カップを3回連続優勝し、名を残した。当時は女性がレースに出場することに周囲が否定的だったため、他のレーサーからゼッケンを盗んで出場したことがある。
- モデルはNASCAR黎明期の女性レーサーテンプレート:仮リンク。
- 34.リバー・スコット
- アフリカ系アメリカ人レーサー。車体はテンプレート:仮リンクで色は紫。
- 50年代の中で7回の優勝記録を持つ。
- モデルはNASCAR黎明期のレーサーテンプレート:仮リンク。
- 11.ジュニア・ムーン
- 車体はテンプレート:仮リンクで色は黒。
- 別名「ミッドナイト」。夜に森の中やレース場を走り抜けたことが由来。
- モデルはNASCAR黎明期に「ハード・チャージャー(飛ばし屋)」の名前で馳せたレーサーで、声を担当するテンプレート:仮リンク本人。
- スイート・ティー
- ルイーズの元ピットクルー。車体はグイドと似た形状のフォークリフトで色はクリーム色。
- 現在は酒場「コッター・ピン・バー」のウェイトレス兼歌手として働いている。
住民[]
- ハイファー
- トーマスビル・スピードウェイの牧場で大量に飼われているトラクター。車体の色はオレンジ。マックィーンとクルーズの特訓に用いられた。実世界でいう牛。
サンダーホロウ・スピードウェイのキャラクター[]
クレイジー8の出場車[]
マックィーンとクルーズが特訓のため訪れたサンダーホロウ・スピードウェイで、週に一度行われるデモリション・ダービークレイジー8の出場車たち。いずれも車体がボロボロで歪み、汚れている。
- 58.ミス・フリッター
- 「破壊の女王」の異名を持つクレイジー8の伝説的存在。車体はスクールバスで色は黄色。巨大な車体に、角をあしらった直管マフラー、側面の丸鋸のような機械[注 2]など、モンスターのような見た目が特徴。側面にはレースで潰した車のナンバープレートを飾っている。一人称は 「あたし」。
- 女性ながら肝っ玉が据わった性格。実はマックィーンの熱狂的なファンであり、ガレージには天井まで彼のポスターなどを飾っている。レースでは、マックイーンに敗北し、自分の看板に突っ込んで倒れる。その後、フロリダ500の中継を見ながら、マックイーンのことを、レースで名乗っていた偽名である「ウィップルフィルター」と呼んで応援している。
- 「ミス・フリッターのレーシングスクール(MISS FRITTER’S RACING SKOOOL)」を経営しており、CM内で生徒共々自己紹介をしている。
- 00.アーヴィー・モーターホーム
- 車体は箱型のモーターホームで色は白。目の周りを黒く塗り潰し、大きい口のメイクと側面に書かれた自分のゼッケンである、大きな00のナンバーが特徴。レースでは、フラフラ走った末横転してリタイア。
- 5.ドクター・ダメージ
- 車体は救急車で色は白。車体の至る所がへこんでいる他、AMBULANCEにRを加え「RANBULANCE[注 3]」とボンネットとサイドにペイントしている。ジャンバラヤやフェアゲームの二台を側面から追突してふっ飛ばしている、その後、フェアゲームに後ろから荷台の中に突っ込まれ、壁に追突してフェアゲーム共々リタイア。「ピーポーピーポー」とサイレンを口ずさみながら走る。
- 救急車としての現役時代、事故ばかりでサイレンが故障してクビになり、フリッターに助けられた。
- 1of1.ヒット/2of2.ラン
- 車体の色は黄緑。双子。車体は2作目に登場したヒューゴ型に似ている。2台ともに、フリッターの両側面に衝突したことで怒りを買い、吹っ飛ばされてしまう。その後、フリッターと共に、フロリダ500の中継を観ている。
- 4.タコ
- 車体はピックアップトラックで色は黄色。衝突すると車体がエビ反りになる。フェアゲームに後ろから衝突し、ドクター・ダメージに突っ込ませる。終盤まで生き残っていたが、フリッターに吹っ飛ばされる。
- 10.ブラインド・スポット
- 女性出場車。車体はステーションワゴンで色は水色/ピンク。
- 11.パイルアップ
- 車体はステーションワゴンで、色は緑/赤。リア周りが反り上がっており、リアガラスにも、フロントガラスと同じように、目のペイントをしている。開始直後にいきなりバックで走行している。車体の直ったTボーンに衝突し、再びへこませる。
- 12.ハイ・インパクト
- 女性出場車。車体はセダンで、色はオレンジ/緑。縞模様のペイントが特徴。Tボーンに左側面から衝突し、偶然Tボーンの凹みを直してしまう。
- 13.ジンボ
- 車体はピックアップトラックで色は紫。リア周りが潰れかけている。序盤にクラッシュして吹っ飛び、クルーズとマックイーンに衝突しかける。その後逆さまになって動けなくなっているところをさらにモーターホームに体当たりされる。フリッタータイムにて、クルーズがフリッターに襲われそうになった際には、クルーズに「逃げろ」と言っている。
- 16.プッシュオーバー
- 車体の色はオレンジ。側面にシャークマウスのような口のペイントが特徴。フィッシュテールにクラッシュさせられ、偶然モーターホームの上に逆さまに乗ってしまう。
- 22.シガレット
- 女性出場車。車体の色は青/赤/白。星条旗を模したペイントが特徴。
- 25.ブロードサイド
- 車体はピックアップトラックで色は青。
- 27.ジャンバラヤ
- 女性出場車。車体は色は白。赤/黄/緑/青の水玉ペイントが特徴。その後、フリッターと共に、フロリダ500の中継を観ている。
- 42.フェアゲーム
- 車体はイエローキャブでセダン型。チェック柄のペイントが特徴。モーターホームに体当たりしようとするが、マックイーンが間にいた為失敗し、モーターホームと衝突してスピン、その後バックで走行しながら「邪魔しやがって!」とマックイーンに怒るも、ドクター・ダメージに側面から体当たりされる。その後はドクター・ダメージを追いかけていたが、タコに後ろから衝突され、ドクター・ダメージの荷台に突っ込んでしまう。
- タクシーとしての現役時代、整備士に「油圧が高すぎてハンドルが固い、タクシーには向いていない。ミス・フリッターのレーシングスクールに入れ」と勧められ、今はありのままの自分を受け入れている。
- 45.Tボーン
- 車体はセダンで、色は黄色。右側面が大きくへこんでおり、そのためスピードが非常に遅い。レースでハイ・インパクトに衝突されて元に戻るものの、今度はパイルアップに衝突されて再びへこんでしまう。
- 54.APB
- 女性出場車。車体はパトロールカーで色は黒。「今日も取り締まるよ!」と自信満々だったが、特に活躍できず、スーパーフライがトッドの屋根に直撃するシーンとフェアゲームに後ろから荷台の中に突っ込まれたドクター・ダメージが壁に追突するシーンで彼女らしき車がフェンス傍で故障している。
- 72.スーパーフライ
- 車体の色は水色/黄緑。木で出来たリアスポイラーが特徴。コースのタイヤにぶつかり宙を舞い、トッドの屋根に直撃した後客席のフェンスにもたれかかる。
- 74.パティー
- 女性出場車。出場車の中では最も小柄な車体で色は水色。バンパーが欠けている。
- 77.リアビリティー
- 女性出場車。車体の色は緑/紫。
- 86.ビル
- 車体の色は赤/黄/青。『ルクソーJr.』に登場したゴムボールがボンネットに描かれており、ゼッケンも『ルクソーJr.』の公開年が由来。
- 88.テイルゲート
- 女性出場車。車体の色はピンク。
- 90.エアボーン
- 車体の色は黄/緑/青。
- 96.フィッシュテール
- 車体の色は水色/オレンジ。リア周りが反り上がっている。プッシュオーバーとのぶつかり合いに勝利し、プッシュオーバーをクラッシュさせる。
- トッド(ピザ・プラネットのトラック)
- 『トイ・ストーリー』から全ピクサー映画でお馴染みのピザ・プラネットの配達トラック。車体の色は黄色。前2作では群衆の中に登場していたが、本作ではクレイジー8の出場車として登場し、クレイジー8開始時にTボーンの前を横切って行くシーンと、コース側面のタイヤにぶつかって宙を舞ったスーパーフライに上から激突されたシーンのみに、一瞬だけ登場。スーパーフライが屋根に直撃した際に上部のロケットか取れて客席に飛んでいく。
スタッフ[]
- ロスコー
- サンダーホロウ・スピードウェイのゲートキーパー。車体はピックアップトラックで色は緑。帽子を被ったような荷台カバーが特徴。
- ミスター・ドリッピー
- 給水タンクローリー。車体の色は青。土を押し固めたレース場に水を撒き、ぬかるんだ泥にする作業を行っている。レース終了後、敗北したミス・フリッターの元に駆けつけようとした所、コースを走り回っていたクルーズを避けようとして転倒し、荷台のタンクから水が吹き出し、マックィーンが被っていた泥を全て流してしまい、マックィーンの正体がバレる。ミス・フリッターのことが大好き。
ラスティーズ・レーシング・センターのキャラクター[]
クルーズの訓練生[]
- 035.ロナルド
- 車体の色は灰色/黄緑。たびたび走りが硬くなる。スターリングはマックィーンの引退後は彼をレースに出そうと思っていた。
- 012.カート
- 車体の色は灰色/青紫。虫が苦手。
- 049.ガブリエル
- 車体の色は灰色/水色。故郷は『リメンバー・ミー』の舞台であるメキシコのサンタ・セシリア。ホームシックになりやすい。
その他の訓練生[]
- 083.スディープ
- 車体の色は灰色/黄色。
- 021.クシシュトフ
- 車体の色は灰色/緑色。
- 070.シュリラム
- 車体の色は灰色/濃いピンク。
- 061.トム・W
- 車体の色は灰色/水色。
- 003.エイデン
- 車体の色は灰色/オレンジ。
スタッフ[]
- ミリー
- 清掃員。車体はフォークリフトで色は白。
その他[]
- ジェフ・ゴルベット
- 2作目に登場したアメリカ出身の元レーサーでマックィーンの友人。車体はシボレー・コルベット C6.Rで色は黄色。
- 登場は終盤のフロリダ500で、「旧世代の代表として勝ってくれ」とマックィーンに伝える。
- モデルは2016年シーズン限り(フル参戦は2015年で終了、2016年はデイル・アーンハート・ジュニアの代役で8戦)で引退したNASCARカップシリーズの元チャンピオンで、声を担当するジェフ・ゴードン本人。日本語版は2作目とキャストが違う。
- 300.リロイ・ヘミング(リボルティング)
- 1950年代に活躍したピストン・カップの新人レーサー。車体は1955年型テンプレート:仮リンクで色は白。
- 現役時代のレースシーンで登場。ドックを壁に押し付けて妨害するが、宙返りの技でかわされ優勝を阻止されてしまう。
- ハミルトン
- クルーズに搭載された音声コマンドアシスタント。速度を測定する際などに用いられる。声はルイス・ハミルトンが出しているが、2作目に登場したキャラクターのルイス・ハミルトンとは関係がない。
- ドイル
- メーターのいとこで、彼の会話の中で名前のみの登場。歌いながら口笛を吹く技をメーターに教えた。
キャスト[]
キャラクター | 英語版 | 日本語版 |
---|---|---|
ライトニング・マックィーン | オーウェン・ウィルソン | 土田大 |
クルーズ・ラミレス | クリステラ・アロンゾ | 松岡茉優 |
スモーキー | クリス・クーパー | 有本欽隆 |
スターリング | ネイサン・フィリオン | 大川透 |
メーター | ラリー・ザ・ケーブル・ガイ | 山口智充 |
ジャクソン・ストーム | アーミー・ハマー | 藤森慎吾(オリエンタルラジオ) |
ダスティー・ラスティーズ | レイ・マグリオッチ | 加藤満 |
ルイジ | トニー・シャルーブ | パンツェッタ・ジローラモ |
サリー・カレラ | ボニー・ハント | 戸田恵子 |
ミス・フリッター | リー・デラリア | 定岡小百合 |
ナタリー・サートゥン | ケリー・ワシントン | 園崎未恵 |
ボブ・カトラス | ボブ・コスタス | 赤坂泰彦 |
ルイーズ・ナッシュ | マーゴ・マーティンデイル | 磯辺万沙子 |
ダレル・カートリップ | ダレル・ウォルトリップ | 福澤朗 |
リバー・スコット | イザイア・ウィットロック・Jr | 田原アルノ |
チック・ヒックス | ボブ・ピーターソン | 内田直哉 |
グイド | グイド・カローニ | 上田陽司 |
ラスティー・ラスティーズ | トム・マグリオッチ | 佐々木睦 |
マック | ジョン・ラッツェンバーガー | 立木文彦 |
キャル・ウェザーズ | カイル・ペティ | あべそういち |
ハミルトン | ルイス・ハミルトン | 藤高智大 |
フィルモア | ロイド・シェアー | こねり翔 |
ジュニア・ムーン | ジュニア・ジョンソン | 山野史人 |
レイ・レバーハム | レイ・エバーナム | 後藤敦 |
ドック・ハドソン | ポール・ニューマン(アーカイブオーディオ) | 浦山迅 |
ラモーン | チーチ・マリン | 樋浦勉 |
テックス | ハンピー・ウィーラー | 楠見尚己 |
リジー | キャサリン・ヘルモンド | 森ひろ子 |
サージ | ポール・ドゥーリイ | 麦人 |
レッド | エド・ベグリー・ジュニア | 古賀慶太 |
フロー | ジェニファー・ルイス | 片岡富枝 |
シャノン・スポークス | シャノン・スペーク | 土井真理 |
マディ・マックギア | マドリン・マグロウ | 竹内恵美子 |
シェリフ | マイケル・ウォリス | 宮本崇弘 |
マイク・ジョイライド | マイク・ジョイ | 根本泰彦 |
ジェフ・ゴルベット | ジェフ・ゴードン | 山本満太 |
ダニー・シュワヴェッツ | ダニエル・スアレス | 岡井カツノリ |
ライアン・"インサイド"・レイニー | ライアン・ブレイニー | 中村章吾 |
バッバ・ホイールハウス | ダレル・ウォレスJr. | 清水裕亮 |
チェイス・レースロット | チェイス・エリオット | 各務立基 |
キング(ストリップ・ウェザーズ) | リチャード・ペティ | 岩崎ひろし |
スイート・ティー | アンドラ・デイ | 大木理紗 |
レッド | ジェローム・ランフト | 宮本崇弘 |
ボビー・スウィフト | アンヘル・オケンド | 丸山壮史 |
アーヴィー・モーターホーム | ジェレミー・マックスウェル | 宮本崇弘 |
ブリック・ヤードレィ | 白熊寛嗣 | |
クレイジー8の実況 | 後藤光祐 | |
ガブリエル | 臼木健士朗 | |
カート | 高坂宙 | |
ロナルド | 宮﨑聡 | |
ミリー | 品田美穂 | |
シミュレーター音声 | さとうあい |
製作[]
2014年3月、ディズニーによって本作の制作が明かされた。
2015年8月に行われた「D23 EXPO 2015」では公開日未定と発表されていたが、2017年6月16日公開予定だった『トイ・ストーリー4』の公開が1年後倒しされることが決定し、本作の公開日に差し替わった。
観客が応援したくなる主人公を描くため、シンデレラをマックィーンのモデルにしたという。
1作目でドック・ハドソンの声優を務めたポール・ニューマンが2008年に他界したため、2作目ではドックも他界したという設定で写真のみの登場となっていた。しかし本作では回想シーンなどでドックが再登場するため、1作目の音声収録時に録音されていたニューマンの未公開音声が使用されている。
ピクサーは長編映画を製作する度に新技術を開発してきたが、本作ではクレイジー8のシーンに登場する泥のCG化に挑戦。映画スタッフは、オートミールを参考に試行錯誤を繰り返すことで、泥をCGでリアルに表現することに成功した。
マーケティング[]
2016年11月21日にアメリカ版のティザー予告編が公開され、翌年1月5日にはクルーズ・ラミレスとジャクソン・ストームの新キャラクターが公開されたと同時にこの2台のキャスト、オーウェン・ウィルソンの続投も公表された。
日本では、2017年2月7日に邦題の『カーズ/クロスロード』と日本公開日が公表され、3月6日には片山右京と福澤朗の実況が入った日本版の特報映像が公開された。5月12日〜23日、ディズニーアニメーション映画では定番となった日本語版キャストを当てるTwitterキャンペーンが実行され、6月6日にはこの正解発表として松岡茉優と藤森慎吾が日本語版キャストを務めることと土田大、山口智充、戸田恵子の続投が同時に公表された。また、ディズニー史上初の試みで本作を実写化したディズニー公認のミニドラマ『ランナーズ/クロスロード』が野村周平主演で製作され、特設サイトで7月14日より配信開始となった。
興行成績[]
全米[]
2017年6月16日に4256劇場で封切られ、初日で1950万ドル、3日で5350万ドルを記録したが、これは前2作のオープニング記録を下回る結果である。ランキングでは、初登場1位(1週目・6月16日〜18日)、3位(2週目・6月23日〜25日)、5位(3週目・6月30日〜7月2日)、6位(4週目・7月7〜9日)、8位(5週目・7月14日〜16日)を記録した。
日本[]
2017年7月15日に全国公開され、初日2日間で動員数25万2000人、興行収入3億2000万円を記録した。ランキングでは、初登場4位(1週目・7月15日〜16日)、5位(2週目・7月22日〜23日)、9位(3週目・7月29日〜30日)を記録した。
音楽[]
主題歌[]
日本版エンドソング
「エンジン」(作詞・作曲・歌: 奥田民生)
サウンドトラック[]
日本版限定のボーナス・トラックである。
アメリカではスコアが収録された「Cars 3 (Original Score)」も発売されたが、日本では配信限定となった。
エンドロールでは冒頭で「ライド」が流れ終わった後、字幕版ではスコアのメドレーが、日本語吹き替え版では「エンジン」が流れる。
MovieNEX[]
2017年11月15日に先行デジタル配信が開始、同月22日にMovieNEXが発売。
ノーマルのMovieNEX、ピクサー初の4K UHD、トミカやレーシングキットなどのギフトをボックスに収納したギフトボックスの計3種類。MovieNEXとギフトボックスは3枚組、4K UHDは4枚組。ボーナス・コンテンツとして、劇場公開時に同時上映された『LOU』や製作の舞台裏、未公開シーンなどが収録されている。
- 「カーズ/クロスロード MovieNEX」
- 「カーズ/クロスロード 4K UHD MovieNEX」
- 「カーズ/クロスロード MovieNEX ギフトボックス」
ランナーズ/クロスロード[]
映画公開記念の実写版ミニドラマで、本作を元にしたスピンオフ作品。日本公開前日の2017年7月14日、YouTubeや特設サイトにて配信開始。なお、ディズニー共同制作のドラマは2005年放送の「星に願いを〜七畳間で生まれた410万の星〜」以来12年ぶり。
- キャスト
- 95. 幕井 雷斗(まくい らいと) - 野村周平
- 主人公。天才ランナー。
- 来栖 美玲(くるす みれい) - 上原実矩
- マネージャー。
- 20. 嵐山 勉(あらしやま つとむ) - 田中凌
- ライバルのルーキー。
- テーマ曲
- 奥田民生「エンジン」
トリビア[]
- 1作目に登場した白地にアップルのマークが描かれたゼッケン84(アップル誕生年)の新旧レースカーがレースシーンで一瞬登場している。またフロリダ500のシーンではマックィーンのピットの隣のピットで登場。
- チック・ヒックスの声は1作目で担当したマイケル・キートンではなく、脚本のボブ・ピーターソンが担当[注 4]。
- 『ウォーリー』などに登場する会社「BNL」のロゴマークがレースサーキットにて登場している。
- ラスティーズ・レーシング・センターにてクルーズがガブリエルに見せる映像は『リメンバー・ミー』に登場するメキシコのサンタ・セシリアの街の映像である。なお、映像に映る人物は全て車に置き換わっている。
- 全ピクサー映画に登場する「A113」は、本作ではスターリングのオフィスの番号として登場する。
- スターリングのオフィス内に、『シンデレラ』に登場するかぼちゃの馬車の形をしたトロフィーが登場する。
- 砂浜でクルーズがランニングマシーンを起動した際の起動音はMacintoshの起動音と同じ[注 5]。
- サンダーホロウ・スピードウェイにてマックの変装姿であるパーティグッズ屋「ジョッコ・フロッコ」はNASCARドライバーのティム・フロックのペットである猿の名前が元ネタ。
- 全ピクサー映画に登場するピザ・プラネットのトラックは、本作ではクレイジー8の出場車として一瞬だけ画面を横切る。
- クレイジー8の出場車であるビルのボンネットには、短編アニメーション『ルクソーjr.』に登場するゴムボール(通称:ルクソーボール)が描かれている。
- マックが睡眠をした橋付近に『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』に登場するモーテル「Sleep Well」の看板が登場している。
- マックが睡眠中にマックィーンが見ていたテレビ番組に『カーズ2』のパリでキスをしていたカップルが映っている。
- トーマスビル・スピードウェイの酒場コッター・ピン・バーの壁に『リメンバー・ミー』に登場するエルネスト・デ・ラ・クルスのギターが掛かっている。
脚注[]
注釈[]
[]
関連項目[]
外部リンク[]
- カーズ3 勝利への道(ワーナー ゲーム)
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