トイ・ストーリー・マニア!(Toy Story MANIA!)は、世界のディズニーパークにあるアトラクション。
概要
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ディズニー・ピクサー映画『トイ・ストーリー』、『トイ・ストーリー2』シリーズの世界観をモチーフとした、4-Dタイプのシューテイングアトラクション。3-Dメガネをかけたゲストはライドに乗って、トイ・ストーリーのキャラクター達のシューティングゲームを楽しむ。ライドにはカラフルな大砲「シューティング・ローディッド・シューター」が装備されていて、それを使って的を狙っていく。シューティングゲームとスコア発表は全てスクリーンで行い、ゲストが乗ったライドが順番にスクリーンの前に止まってゲームを行う。ゲームの的や背景、矢などはすべてCGで再現している。
2010年5月下旬からは、『トイ・ストーリー3』の公開に合わせ、新しいゲームと当映画の新キャラクターを登場させた。
- ゲームの種類(名称は内容から。公式の訳ではない)/英語での名称/登場キャラクター(2010年6月現在)
- パイ投げゲーム(練習用ゲーム)/Pie Throw Practice Booth/トイ・ストーリーの全キャラクター
- タマゴ投げゲーム/Hamm & Eggs/ハム、バターカップ
- 風船割りゲーム/Rex and Trixie's Dino Darts/レックス、トリクシー
- 皿割りゲーム/Green Army Men Shoot Camp/グリーン・アーミー・メン、スカッド
- 輪投げゲーム/Buzz Lightyear's Flying Tossers/バズ、エイリアン、ザーグ
- 射撃ゲーム/Woody's Rootin' Tootin' Shootin' Gallery/ウッディ、ジェシー、ブルズアイ、プロスペクター
なお、東京ディズニーシー版の内容は不明。
このアトラクションが存在するパーク
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このアトラクションの導入が計画されているパーク
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各施設紹介
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ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー
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ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー版は、「パラダイス・ピア」というエリアに設置されている。外観はビクトリア時代のカーニバル風になっている。
ディズニー・ハリウッド・スタジオ
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ディズニー・ハリウッド・スタジオ版は、このアトラクションと同時にオープンした、ピクサー・アニメーション・スタジオを再現している「ピクサー・プレイス」というエリアに設置されている。
東京ディズニーシー
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2012年に約115億円の投資額をし、アメリカンウォーターフロントの新エリア「トイビル・トロリーパーク」内に設置された[1]。正確な場所は、ブロードウェイ・ミュージックシアターとアメリカンウォーターフロント救護室の建物の間の奥、元々平面駐車場の一般用区画のあった場所。エリア及びアトラクションと共に、新ショップ「スリンキー・ドッグのギフトトロリー」などもオープンした。
内容はディズニー・ピクサー映画『トイ・ストーリー』、『トイ・ストーリー2』、『トイ・ストーリー3』を題材にした、TDR初の3D映像を使ったライドアトラクション。おもちゃ箱に入り込んだゲストは3Dメガネを装着したまま「トラム」と呼ばれるライドに乗り込み、トイ・ストーリーに登場する仲間たちと一緒に、立体映像の様々なターゲットを狙うゲームに参加する設定となっている。
アトラクション及び新エリアの外観は、古き良き移動遊園地をイメージとしている。アトラクションの入口には高さ8メートルものウッディの顔が設置されている。ウッディの口から入るとそこはアンディのおもちゃ箱となっており、ゲストは知らぬ間におもちゃの大きさになっているといった演出がなされ、待ち列には巨大なトランプやおもちゃが設置されている。ウッディの顔から入りおもちゃサイズとなったゲストは、トラムに乗ってアンディのベッドの下に入りゲームを楽しむという演出になっている。
ファストパスの発券機はトイビル・トロリーパークの奥、スタンバイ用Qラインの左側に8台設置されている。なお、他のアトラクションと異なりファストパス発券所はチェーンで区分けされている為、発券が終了した場合はスタンバイのQラインとして使われる事がある。
オープン前の6月26日から7月3日にかけてスニークプレビュー、7月5日にプレスプレビューが行われた。
7月5日よりディズニーリゾートラインにて、キャラクターがラッピングされた車両「トイ・ストーリー・マニア!号」の運行が開始された。2013年3月31日まで運行された。
オープン初日はスタンバイ列は4時間を超える長蛇の列ができ[2]、待ち時間の表示は最大で400分待ちを記録した。列はケープコッド方面へ向かうハドソンリバーブリッジ付近まで延びた。ファストパスの発券も開園から約1時間で終了した。オープン後初の三連休だった7月14日土曜日にも400分待ち、7月16日月曜日には過去最高となる500分待ちを記録した[3]。お盆休みの初日である8月13日月曜日にも500分待ちを記録した。
オープンから約半年となる2013年2月現在、平日でもスタンバイが120分待ちに達し、ファストパスは開園から僅か十数分で発券終了(厳密にはファストパスの発券の為に並んでいるゲストの人数が発券枚数に達し受付終了)となる事も少なくない。
オープン当初からスポンサーはついていなかったが、2015年7月1日より花王がオフィシャルスポンサーとして提供を開始した。
- 声の出演
- ウッディ・プライド:唐沢寿明
- バズ・ライトイヤー:所ジョージ
- ジェシー:日下由美
- ハム:大塚周夫
- レックス:三ツ矢雄二
- エイリアンA:落合弘治
- エイリアンB:桜井敏治
- エイリアンC:西村朋紘
- ザーグ:佐々木梅治
- トリクシー:許綾香
- バターカップ:ふくまつ進紗
- 軍曹:谷口節
- ロッツォ・ハグベア:勝部演之
- レニー:八代駿
- RC:常盤祐貴
- ミスター・プリックルパンツ:八奈見乗児
- ストレッチ:片岡富枝
- チャターフォン:山路和広
- ブックワーム:多田野曜平
- チャックルズ:小林尚臣
- ドーリー:田中敦子
- プロスペクター:小林修
- ブルズアイ、スカッド:フランク・ウェルカー
スリンキー・ドッグのギフトトロリー
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スリンキー・ドッグのギフトトロリー(Slinky Dog's Gift Trolley)は、トイビル・トロリーパーク内にある路面電車のトラム型のワゴンショップで、トイ・ストーリー関連のグッズを販売している。ショップがワゴンのため、販売しているグッズは少なめ。設定は、トイビル・トロリーパークを造ったトイビル・トロリー・カンパニーで使われなくなった車両を、グッズを販売するワゴンとして再利用したというもの。
トイボックスプレイハウス
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トイボックスプレイハウス(Toy Box Play House)は、ミスター・ポテトヘッドのゆかいなショーを楽しめるエリア。自分で耳のパーツを外したりできる(時々はめ直すのに失敗して耳を落とし、フリーズしてショーを中断してしまうことがある)ミスター・ポテトヘッドのオーディオアニマトロニクスが設置されている。ミセス・ポテトヘッドも声で参加する。アメリカの2パークにも設置されている。
- 声の出演
ブルズアイのカーニバルコラール
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ブルズアイのカーニバルコラール(Bullseye's Carnival Corral)は、ミニゲームを楽しめるエリア。以下3つのゲームが設置されている。なお、「コラール」とは英語で家畜の檻のこと。
- ブレイジン・バッカルー(Blazin' Buck A Roo)
- かけっこゲーム。結果はアトラクション同様6匹の動物で評価される。
- マジック・ミラー(Magic Mirrors)
- 動く鏡。映った自分の姿が歪んで見える。
- ウッディのワンダーワゴン(Woody's Wonder Wagon)
- ハンドルを回すと、ワゴン内にいるウッディやジェシーらが動く。
"トイ・ストーリー・マニア!"チャレンジ
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7月9日から8月31日までの期間限定で行われた体験型プログラム。ゲストはトイ・ストーリーに登場するキャラクターに関するクロスワードを解き、パーク内にいる「おたすけキャスト」を探し出してキーワードを聞き出すミッションに挑戦する。クリアすればゴール地点でフレンドシップメダルが貰える。
脚注
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- ↑ 東京ディズニーシー新アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」2012年7月9日(月)グランドオープン決定
- ↑ TDS新施設トイ・ストーリー4時間待ち
- ↑ 500分待ちを記録! TDS「トイ・ストーリー・マニア!」を体験してきた
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