ピクサー・アニメーション・スタジオ Wiki
Advertisement

トイ・ストーリー4』(原題:Toy Story 4)は、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作によるアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・ロマンティック・コメディ・アドベンチャー映画。アメリカ合衆国で2019年6月21日、日本で同年7月12日公開予定。監督はジョシュ・クーリー。

概要

1995年公開の『トイ・ストーリー』、1999年公開の『トイ・ストーリー2』、2010年公開の『トイ・ストーリー3』に続くトイ・ストーリーシリーズ第4作目であり、ピクサーの長編映画としては通算21作目となる。お馴染みのキャラクターが再登場する他、前作では別の持ち主の元へ渡ったため登場しなかったボー・ピープが20年ぶりに再登場する。

完結作と銘打った前作『トイ・ストーリー3』の続編を製作することについて、シリーズの生みの親であるジョン・ラセターは「ウッディとバズ・ライトイヤーの物語はアンディとともに完璧なエンディングに仕上がったため、続編を製作する意思は全くなかった」というが、アンドリュー・スタントンピート・ドクターリー・アンクリッチらシリーズ全作品に深く関わってきたストーリー・テラーたちが「新しいアイディアを持ち込んだことから、考えずにはいられなくなりました」と語っている。

ストーリーは早い段階で主人公のカウボーイ人形ウッディが、電気スタンドの飾り人形ボー・ピープの行方を捜索する冒険ラブストーリーと予告されていたが、その後のラセターらの降板により(後述)、脚本の大部分が書き直された。これによって元のストーリーが残っているかは不明。

ウッディの声を演じるトム・ハンクスは「今作のエンディングは歴史的瞬間でインパクト大、エモーショナルだ。最後はスタッフの方に顔を向けられなかった」とコメントしている。

登場キャラクター

トイ・ストーリーシリーズの登場人物一覧」も参照

主なおもちゃ達

前作で元の持ち主であるアンディが大学へ進学し家を出たため、ボー以外はボニーに譲られた。

ウッディ(Woody)
本作の主人公。昔ながらのカウボーイ人形。おもちゃ達のリーダー的な存在。白黒テレビ時代の人形劇『ウッディのラウンドアップ』の主人公であり、商品価値の高いプレミア人形である。背中に付いた紐を引くと、内蔵されたレコードからランダムで様々なセリフを喋る機能が付いている。一人称は「俺」。前作で元の持ち主であり、長年の親友でもあったアンディから幼稚園児のボニーの元へ仲間達と共に譲られ、再びおもちゃとして大切に遊ばれている。
バズ・ライトイヤー(Buzz Lightyear)
スペース・レンジャーのアクション人形。ウッディの親友。アクションボタンを押すとセリフを喋る、体に様々な仕掛けがあるなど、ウッディとはかけ離れた最先端のおもちゃ。一人称は「私」。
ボー・ピープ(Bo Peep)
元はアンディの部屋の電気スタンドに付属していた陶器製の飾り人形。ウッディとは恋人のような関係であったが、アンディが手放したためデイビス家を去ることとなった。その後、厳しい環境を独りで生き抜いて身も心も生まれ変わった彼女はドレスを脱ぎ捨て、それまでの穏やかな性格から一転して別人のような姿を見せる。
ジェシー(Jessie)
カウガール人形。『ウッディのラウンドアップ』のヒロインで、ウッディの妹分。ウッディと同様に背中に付いた紐を引くとランダムで様々なセリフを喋る。ヨーデルが得意。バズとは相思相愛の仲である。
ブルズアイ(Bullseye)
の人形。ウッディ、ジェシーの愛馬である。
ミスター・ポテトヘッド(Mr. Potato Head)
ジャガイモ頭の人形。顔のパーツの取り外しが可能。
ミセス・ポテトヘッド(Mrs. Potato Head)
ミスター・ポテトヘッドの妻。彼と同様に顔のパーツの取り外しが可能。
レックス(Rex)
ティラノサウルスの人形。見た目とは裏腹に臆病である。
ハム(Hamm)
の貯金箱。皮肉屋。
スリンキー・ドッグ(Slinky Dog)
体がバネでできたの人形。ウッディとは長い付き合い。
エイリアン達(Aliens)
レストラン「ピザ・プラネット」に設置されたUFOキャッチャーの景品である、エイリアンの人形達。ポテトヘッド夫婦の養子として扱われている。
ロッツォ(Lots'O)
のぬいぐるみ。イチゴに香りがする。

サニーサイド保育園のおもちゃたち

ボニーが通う保育園のおもちゃ達。

バービー(Barbie)
着せ替え人形。
ケン(Ken)
着せ替え人形。バービーの恋人。
ザーグ(Zurg)
バッテリーからくり人形。バズのリーダーである。

ボニーのおもちゃ達

ボニーが元から持っていたおもちゃ達。

ドーリー(Dolly)
紫の髪をした少女のぬいぐるみ。
ミスター・ブリックルパンツ(Mr. Pricklepants)
ハリネズミのぬいぐるみ。
トリクシー(Trixie)
トリケラトプスの人形。同じ恐竜のおもちゃであるレックスとは仲がいい。
バターカップ(Buttercup)
ユニコーンのぬいぐるみ。
お豆3兄妹(Peas-in-a-Pod)
枝豆の3兄妹(兄と妹2人)のぬいぐるみ。
チャックルズ(Chuckles the Clown)
ピエロの人形。かつてロッツォの仲間であった。過去の出来事が原因で常に不機嫌そうな表情をしている。
トトロ(Totoro)
日本のアニメ映画『となりのトトロ』に登場する不気味な巨大生物のぬいぐるみ。

人間

ボニー・アンダーソン(Bonnie Anderson)
4歳の少女。ウッディ達の持ち主。
アンダーソン夫人(Mrs. Anderson)
ボニーの母親。

新キャラクター

フォーキー(Forky)
ボニーが工作でプラスチックのフォークにモールの手を付けて作った手作りおもちゃ。自分は「ゴミ」であり「おもちゃではない」と主張する。
ダッキー(Ducky)
アヒルのぬいぐるみ。
バニー(Bunny)
ウサギのぬいぐるみ。

声の出演

キャラクター 原語版 日本語吹替版
ウッディ トム・ハンクス 唐沢寿明
バズ・ライトイヤー ティム・アレン 所ジョージ
ボー・ピープ アニー・ポッツ 戸田恵子
ジェシー ジョーン・キューザック 日下由美
ミスター・ポテトヘッド アラン・テュディック 名古屋章
スリンキー・ドッグ ブレイク・クラーク 永井一郎
レックス ウォーレス・ショーン 三ツ矢雄二
ハム ジョン・ラッツェンバーガー 大塚周夫
ミセス・ポテトヘッド エステル・ハリス 楠トシエ
バービー ジョディ・ベンソン
ケン マイケル・キートン
エイリアン ジェフ・ピジョン
トリクシー クリステン・シャール
ドーリー ボニー・ハント
ミスター・プリックルパンツ ティモシー・ダルトン
バターカップ ジェフ・ガーリン
ザーグ アンドリュー・スタントン 佐々木梅治
ロッツォ ネッド・ビーティ 勝部演之
デイビス夫人 ローリー・メトカーフ
アンダーソン夫人 ロリ・アラン
フォーキー トニー・ヘイル
ダッキー キーガン=マイケル・キー
バニー ジョーダン・ピール

製作

2014年の公式発表以来、ジョン・ラセターが監督、『セレステ∞ジェシー』のラシダ・ジョーンズウィル・マコーマック脚本のもと「ウッディバズによるボー・ピープを見つけるための冒険」をメインストーリーとして製作が進んでいたが、その後3人ともプロジェクトを去った。理由は複数あるが、最大の要因はラセターの職場での不適切な行為による退職(実際は解雇)である。その後、ストーリーラインは「ロードトリップアドベンチャー」となり、ラセターらが手がけたオリジナル脚本の約4分の3を変更した。

キャスティング

トム・ハンクスやティム・アレンなど過去作のキャストが続投したが、『トイ・ストーリー3』までミスター・ポテトヘッドの声を担当したドン・リックルズが2017年に亡くなったため、本作ではアラン・テュディックが声を担当している。

公開

マーケティング

当初の公開日は2017年6月16日と発表されていたが、2015年にディズニーピクサー・アニメーション・スタジオによって1年後の2018年6月15日へ公開を後ろ倒しすることが発表された。2016年には、さらに1年後の2019年6月21日へ後ろ倒しすることが発表された。

最初のティザー予告編は、2018年11月12日にピクサーで公開されたのは、新キャラクターであるフォーキーが初めて披露目された。その翌日には、新キャラクターのダッキーとバニーが前日に公開されたティザー予告編へのリアクションを語る映像が公開された。

日本では、2018年11月13日にウォルト・ディズニー・ジャパンより特報映像が公開されたと同時に、日本での公開日も発表された。

外部リンク

  • latest?cb=20111001023900&path-prefix=ja (日本語)
  • テンプレート:IMDb title
Advertisement